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密閉式膨張タンク

グリース阻集器

製品説明

密閉式膨張タンクについて

水は、温度が上昇すると体積が膨張します。これを膨張水と言います。膨張タンクは、お湯を大量に使用する住宅のセントラルヒーティングやビルディング用の空調システム、大規模、給湯システムなどで発生する膨張水を吸収するための容器です。従来は、単純に発生した膨張水を容器で受ける方法(開放式シスターン〈開放型膨張水槽〉方式)や膨張水を弁(逃がし弁方式)で捨てる方法が用いられていました。密閉式膨張タンクはタンクの内部に装備しているダイアフラム・ブラダに膨張水を吸収するタンクです。最高使用温度、タンク容積と使用圧力の設置条件により圧力容器に関する法規の適用を受け、内部液体の最高使用温度が沸点を越えず、タンク総容量が40リットル以上で最高使用圧力が0.2MPa以上のものは第二種圧力容器となります。

圧力容器に関する法規は、「労働安全衛生法」、「労働安全衛生法施工令」および「ボイラおよび圧力容器安全規則」により規定されています。平成2年9月13日付の労働省令第20号により第二種圧力容器の設置報告書の所轄労働基準監督署長への提出は不要になりました。第二種圧力容器明細書(正)はオーナーが保管し、第二種圧力容器明細書添付の注意書の項目はオーナーが実施することとなります。

密閉式膨張タンクのメリットは、循環水を大気に触れさせず、システム機器の酸化腐食を防止し、システムを長持ちさせ、従来逃がし弁を通して捨てられていた膨張水を吸収し、無駄なエネルギーの放出が削減されます。膨張タンクをボイラー室や機械室に設置できるため、開放式シスターンと異なり膨張タンク凍結の心配がありません。設置が容易で、従来の開方式システムのように屋上に設置する必要が無くなり、配管工事も容易になりコストを低減できます。
同時に、エアーセパレータ(気水分離器)を使用するとシステム及び機器の耐久性向上に効果的です。